河合昭典が教える本日の注目news~10月4日~

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ソフトバンク・孫氏「車はIoTだ」 地域活性化にも意欲

 ソフトバンクトヨタ自動車と提携したのは、家電から建設機械まであらゆるモノをインターネットでつなげるモノのインターネット(IoT)の普及が進む中で、トヨタの自動運転機能を持つ電気自動車(EV)「イーパレット」に魅力を感じたことが理由だ。共同出資会社の社長に就任するソフトバンクの宮川潤一副社長は4日の記者会見で、「サービス提供会社と自動運転車を結びつけるプラットフォーム(基盤)を提供する」と意気込みを示した。

 「車はIoT(の一つ)だという観点から提携に至った」

 ソフトバンクのIoT事業を統括し、最高技術責任者(CTO)の肩書も持つ宮川氏はこう説明した。

 ソフトバンクはこれまで、自治体やIT企業などとIoTや人工知能(AI)の分野で提携を進めてきた。また親会社のソフトバンクグループはIoTやAIに加え、米配車大手ウーバー・テクノロジーズに出資するなど、モビリティー(乗り物)分野への出資にも積極的だ。

 AIを中心にさまざまな企業でグループを形成する「AI群戦略」を推進するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は4日の会見で、「モビリティー関連企業への投資はAI群戦略の中核をなす」と重要性を強調した。

 宮川氏は今後の構想として、イーパレットにさまざまなサービスを組み合わせていく考えを表明。共同出資会社で手掛ける移動無人コンビニエンスストアなどはその一環だ。宮川氏は、すでにソフトバンクと提携した自治体と協力しながら、「交通弱者や買い物困難者の救済など地方の交通課題を解決したい。イーパレットを用いて地域活性化にチャレンジしたい」と述べた。

 

NEC、「介護で週休3日」可能に

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 NECは4日、家族の介護を目的に「週休3日」を選べる勤務制度を導入したと発表した。全従業員約2万人が対象で、あらかじめ設定した曜日を不就労日にできる。介護対象は2親等以内(子、孫と本人・配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹)で、必要がなくなるまで利用可能。1日当たりの労働時間を増やさず、賃金水準は下がる。

 週休3日を選べる企業は佐川急便やヤフー、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険など産業界に広がりつつある。人手不足が深刻な物流業界やサービス業界では、採用増につなげるため、出勤日の労働時間を延ばして同じ賃金水準にする制度も目立つ。

 NECは「既存の休職や時短勤務の制度に加え、柔軟な働き方を可能にすることで、介護に当たる従業員を支援したい」としている。